愛媛県内子町の里山にこの「カミサマノキ」は静かに佇んでいます。
緑色の世界を進んでいくと、真ん中にどんと登場しました。
美しさと、少し気圧されるような迫力が、重い存在感となって写真に納まっていました。
後ろ姿も撮影させてもらいましたが、現像するとそこには現場では無かったはずの光のフレアが大きく全面に映り込んでいて、何かを拒絶されたような写真になっていました。
このカミサマノキとの出会いがきっかけで、「GREEN GATE」シリーズが誕生しました。展覧会でもこの写真がメインビジュアルになっています。
「緑の世界の中に、どこかにつながる『門』がある」
この写真を僕は毎日みています。自分が進んでいる道の先が真っ暗で、いま感じる光がわずかであっても、それはとても柔らかで優しい光のように思えるからです。
写真は一枚ずつプリントしています。額はオリジナルで制作した白い無垢の木。壁にかける場合は、釘が打てる場合は釘を2本あたまを1cmくらい出るように打って額をひっかけるのがベストです。石膏ボードには、石膏ボード用のビョウ2本打ち込むことで釘の代わりになります。床にじかに置くのもけっこうステキです。
サイズ:縦48.7cm 横38.7cm 幅2.3cm